ユニフォームのマルチ化

ユニフォームユニフォームのマルチ化には、もっと大切な効用があります。それは、「従業員教育」です。
もし職場にユニフォームがなければ、従業員は毎朝、仕事にふさわしい服を白分の責任で選ばなくてはいけません。「今日は誰と会うか」「今日の天候はどうか」「企業イメージに合っているか」「今日はどんな作業をする予定か」……。服装ひとつを決めるにも、さまざまな要素を考慮する必要があります。
しかし、ユニフォームがあれば、決められた服を着ておけばいいのですから悩む必要はありません。実際、「職場にはユニフォームがあった方がいい」と考える人にその理由をたずねると、「服を考えなくてもいいからラク」という答える人が多いのです。毎日の服選びは、ささいなことのようでも意外に負担に感じている人は多いのです。
しかし本来、お客様に喜んでもらえるように工夫することこそ、サービスの基本。「お客様を不快にさせない服装」「お客様に好感をもってもらえる着こなし」を考えて身だしなみを整えることも、大切な仕事の一部であるはずです。 それを「面倒」と感じる感性の背景に、「マニュアルさえ守っていれば大丈夫」「ユニフォームさえ着ていれば問題ない」という考えが横たわっていないでしょう
か。そんな状態では、サービスがブラッシュアップされる可能性が失われてしまいます。
そこで、ユニフォームのマルチ化が力を発揮します。ユニフォームに着替えるとき、コーディネートを工夫したり、自分なりのアレンジを付け加えられる。これは、考え、工夫するプロセスに他なりません。たったそれだけのことが、サービスに携わる人間の自覚を高めるきっかけになることもあるのです。

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