大人になってから読むと、また違う味わいを感じられるマンガです。

manga30もはや日本のマンガ史の中で永久不滅の名作と化している「ドラえもん」ですが、これは子供が読むべきものだと思っている人が多いのではないでしょうか。
しかし、この作品は大人だからこそ感じられることがたくさんあるのです。道具の内容について列挙していると文字数が足りなくなるので割愛しますが、子供の頃に読んだ感覚と大人になってから読む感覚では随分と変わることに気が付きます。この気付き、結構ショックです。
例えば「コンピューターペンシル」という道具。これはコンピューターの内蔵された知識の塊とも言える鉛筆で、ありとあらゆる問題を解き明かしていきます。話ではのび太がこれを使ってテストで100点を取ろうと目論むものの、途中にジャイアンに奪い取られて使うことができません。結局ジャイアンはこの道具を使ってテストで100点を取るわけですが、それを勇んで父親に見せたところ「出来の悪いのは仕方がないとして、不正だけはするなと教えてきたはずだ!」と言われてボコボコに殴られてしまうのです。

子供の時に読んだ際には「何が悪いんだ?」と思ったものですが、今はジャイアンの父の言い分が凄くよく分かります。息子の将来を思えばこその、愛の溢れる言葉と暴力だったわけですね。
このように、子供時代と大人になってから読む感覚は大分変っていることに気が付きます。やはり自分も徐々にではあるけど、大人になってしまったんだなぁと気付いてショックを受けるのと同時に、大人でありながらも子供たちを魅了し楽しませ続けた偉大なるマンガを作り続けた藤子・F・不二雄先生の偉大さにも気付かされたのであったのでした。

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