仮住まいの霊園を探して

30父が他界したときのことです。
私たちには先祖代々のお墓はありません。
生前「もし死んだ時には海にでもまいて欲しい・・」と言っていました。
でも、私たち子供は真剣に考えることなく、「まだまだ先」と思っていました。
何の準備もないまま父は亡くなりました。
慌てて散骨や納骨堂などを調べ始めたものの散骨のための時間や費用がありません。
それで、散骨の準備が整うまでの間、一時保管ができる、いわば仮住まいの霊園を探しました。

私の住む市にはたくさん納骨堂がありますが、宗教がらみだったり一時ではなく、買う必要があったりと、なかなかぴったりくるのがありませんでした。
そんな時、市が経営する霊園あり、その納骨堂は1年単位で借りることができるという情報を見付けました。
1年単位ですが契約更新すれば、ずっと借りることができます。
宗教がらみもありませんし、コインロッカーのような納骨堂ですが、費用も年間数千円で、私たちが探していた条件にぴったりでした。
父は海に行くまで間、ここが仮住まいになりました。

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