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「隣の家を土地ごと買った」
私も主人も、思わず目を剝きました。
なんでも、購入した古家には何十年来とお付き合いしてきた親しい一家が住んでいたのですが、子供さんは独立し、ご両親もこのままここで暮らしていくには少々条件が厳しくなってきたとかで、売りに出そうか悩まれていたそうです。
ならばうちが買いましょう、と即決だったそうです。
それにしても少なく見積もっても数百万する買い物を、そんなにもあっさり決めてしまうとは、さすがに昭和の高度経済成長期と平成のバブル期を生きてきた方です。
「ところで、解体工事とかはどうするの?人の住まない家は傷んでいくばっかりなんだから、このままにはしておかないでしょう?」と主人が尋ねると、そちらについてはいまだ目処は立ってないとのお返事でした。
今後の予定としては、とりあえず家屋は解体工事を行い、土地はならして駐車スペース兼親戚が集まった際のイベントスペースにしたいそうです。
業者に頼むとどのくらいの金額がかかるかはわかりませんが、住宅が密集した団地内での作業となるので、解体工事中に出た廃材等の処理車両や、重機関係などの乗り入れも結構大変なのでは、と思います。
リフォームして中古物件として売るという手もありそうですが、義父としてはそれはしたくないようです。
解体工事費用さえ工面できればすぐに取り掛かりたいと言っていましたが、さていつ頃になるのやら、といったところです。