マイアミ事件 その②

cherry
やっぱりすごーく行きたい場所でないところに海外は行っちゃいけないなあ・・とその時思いました。前回書いたように たまたまNYの友人と・・みたいな展開だったので軽~く「じゃあマイアミにしようか♪」と決めてしまったのがそもそもいけなかった・・。だって・・どう見てもバリバリ日本人の女の子(?子!??)がトランク提げて一人で深夜のマイアミ空港にいるのって・・・もしかしたら そのあたりでタムロしている何かの売人並みに怪しい。。

友人から教えてもらっていた宿にとりあえず空港から 「今から行くので」と電話を入れたら、なんとそんな予約は無い、と言う。ほとんど1分くらい真っ白に固まった私・・。
なんとなく空港の中を見渡すと 本当に怪しいBLACKのおにーちゃん達が 皆こっちを見ながらなにやら歓談中。。こ、これじゃ・・まずい!!と思い、おもむろに開いたよ、タウンページ。。石原良純の案内のようにはいかず、なんとなくイメージできるエリアの安宿に電話をしまくる。
冷静に考えてみる。

「まてよ。私って今 すっごい治安悪い国の深夜の空港で なにやら取引めいたものしている方々のど真ん中の公衆電話で 今夜寝るところを探してるのか!??」と。 どうですか?ちょっとだけ 油汗でるでしょう?
それでとにかく不機嫌そうな女性の受付で 空いとるよ、と。いう事なのでそのタムロしているやばそうなタクシー群の中でも 私のつたない経験値と豊かな想像力で それでも「おにーさん、あなたには人間の血ってえやつが通ってるんじゃあないのかい?」的なおにーさんに宿へ連れていってもらう。

運転中 おにーさんは なにやら「ふっふっふっ・・」と笑う。。。。もうあまりの恐ろしさと悔しさで 私も「・・・ふっふっふっ・・・」と笑う。そのうち 深夜のマイアミHIGHWAYを走る1台のイエローCABの中は BLACKのにーちゃんと 日本人の怪しい女が2人で「ふふっふっふっ・・」と笑い合っている、という絵にもかけない恐ろしい状況で 昼まであれば紺碧の輝きを見せてくれる海上ロードをひた走る。ついたところが、これまた映画にでてくるような怪しいホテル。(というよりモーテルに近い)泊まっている人を見ると みな ヨーロッパのバックパッカーばかり。いよいよやばし。

へとへとになった私に 電話のとおりに無愛想なおねえさんが 「HERE!」って鍵を投げてくださった。深々と「おそれいります~」と頭をさげてやるようなパワーはなく、部屋へ入り そのまま倒れこむようにして寝ました。。。お世辞にも寝心地のよい寝具とはいいがたかったが、それでも楽しい夢でもみれれば少しはたちなおれるのにい・・・と なさけない希望を抱き うつらうつら・・。
そのうち うっすらとある意識のどこか・・そう遠くないどこかで パン!パン!パン!と風船が割れるような音が。夢ごごちだった私は「うああー。どこかに遊園地があるのかも・・・」なんてことをつぶやき、ニヤニヤして朝まで少しは幸せに寝たのでした。

それで朝。ほうら!あーた!ご覧なさいましよ。これよこれ!!!ホテルのカーテンを ばーっ!とあけると そこは一瞬目が開けられない光と青!目の前がぜーんぶマイアミビーチ♪だ、カリブ海だ♪ラテンだ♪祭りだ♪踊れ~!うたえ~!のテンションですよ。
身支度をしながらひとりごち。
「まあさ、夜だったんだもん、夜ってそういうものだよね。・・」となんとか夕べの恐怖やふがいなさをこのカリブの海で挽回してやろうとホクホクしながら、とりあえず カリブ仕様の服やらで気分をUPさせて 鼻歌まじりでロビーまで行ってみた。すると・・・・

「あれ?夕べは気づかなかったけどこのホテルってこんな赤いカーペットひいてあったっけ?」と階段の途中で気づいた。しかし・・・なにやら匂う。。。。。。。「!!」とひっくり返る。それはすべて真っ赤な人の血である。夕べの風船だとおもった パン!パン!。上で私がニヤニヤ寝ているその真下で アントニオ・バンデラスなみの銃撃戦があり、2人死亡。なのでロビーは全面 血の海になっているわけです!!
「・・・・血って多いんだなあ・・」なんて へんてこな感想は置いといて とにかくいてもたってもいられず 宿を解約し、次の宿まで 灼熱の中 トランク引っ張って引っ越しました。
この続き、いつかまた書きます。まだまだ・・続く。。

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